【地球ガール🌍のブログ】

地球上を舞台に様々な挑戦を続ける『地球ガール』のブログ

【なめるな!】富士登山の危険性について”登山客目線”から書いてみた。

皆さん、こんにちは。

 FUJITAROです。 

 

2018年7/31(火)

日本最高峰の富士山に登ってきました!

f:id:fujiearth03:20180804002334j:plain

今回は、MIKIとイギリス人のエレーナ(彼女から一緒に登って欲しいと頼まれ、登りました!)の3人で前回と同じ吉田ルートを登り、晴れたり曇ったり”山特有”の不安定な天気の中、(7時40分スタートで)4時間半程で頂上に到着。15時には5合目富士スバルラインまで下山する事が出来ました。

f:id:fujiearth03:20180804002423j:plain

今回の記事は、そんな登山中に遭遇した”事故”から見えてきた富士山に潜む”危険”と”改善策”について書いていきたいと思います。

 

富士山で遭遇した死亡事故

f:id:fujiearth03:20180804002916j:plain

頂上へ向かう道中、山頂から50m程手前の所に鳥居があり、そこで3人写真を撮ろうとしました。すると、鳥居の少し奥でおじいちゃんが横たわっているのを見つけました。最初見つけた時、疲れて寝てるのかな?と思ったけど、良く見ると顔を地面に伏せ、ピクリとも動かなかったので声を掛けに行きました。

 「おじいちゃん、大丈夫??」 

 声を掛けても応答はありません。

おじいちゃんの鼻と口からは透明な謎の液体がドバーッと地面に向けて吹き出していました。明らかに様子がおかしかったので、僕はおじいちゃんに声を掛け続け、MIKIは近くのガイドに知らせに行きました。おじいちゃんはどこかのツアーに1人参加していたようで、すぐにガイドの人がやってきました。しかし、その時すでに脈は無く、心臓も止まっている状態でした。そこから大慌てで、何人ものガイドと看護師が心肺蘇生とAEDを繰り返し行うも効果はなく、おじいちゃんは運ばれていきました。

 その後も僕達は登山を続け、無事登頂を果たしました。山頂で30分ほど休憩し、五合目の富士スバルラインまで降りていくと一台の救急車が止まっていて、中には山頂手前で倒れていたおじいちゃんが顔に白い布を掛けられ横たわっているのが見えました。

 

そして、次の日の朝。おじいちゃんが死亡したという記事を見つけました。

headlines.yahoo.co.jp

  

今回の死亡事故に遭遇して

見えてきた”富士登山に潜む危険”

f:id:fujiearth03:20180804003511j:plain

富士登山は様々な人がチャレンジします。子供からお年寄り、日本人だけでなく海外からの登山客も増加の一途を辿っています。そして、山のベテランでなくても挑戦できる時期こそが一年で最も登りやすい時期である「夏山シーズン(7月~9月中旬)」。山小屋が営業している為、休憩したり、飲み物や食べ物も購入でき、ルートによっては避難所も開設され、不調の際には救護所やパトロール中のレンジャーに助けを求める事も出来る”快適な登山”をする為の環境が整っています。

ですが、そんな”誰でも挑む事の出来る”「富士山」だからこそ、気をつけなければいけません。

 

①富士山のあちこちで昼寝をする人々

f:id:fujiearth03:20180804102433j:plain

富士山に登った事のある人なら一度は目にした事があると思います。5合目から頂上までの長い道のりに疲れ果て、地面にうずくまるようにして休む人々の姿を。登山客の中には、初の山登りで”富士山”に挑戦する人が少なからずいます。ですが、富士山は3,000mをゆうに超える日本最高峰の山です。気軽に挑めると言っても「誰でも簡単に」登れる山ではありません。登れば登るほど、酸素は薄くなり、夏には強い日差しが照りつけ体力を奪います。その結果、立ち上がることすら困難になる人や眠気を催す人達が後を絶たず、皆その場で昼寝をしてしまうのです。 

昼寝自体は悪いことではありません。ですが、「安全が確保されており、側に誰かが付いている時」に限ります。今回僕達がおじいちゃんを発見した時、沢山の人が頂上目指して登っていました。ですが、おじいちゃんに声をかける人は誰一人おらず、みんな素通りしていきました。おそらく通り過ぎる誰もが、”疲れて昼寝をしているんだろう”と考え声を掛けなかったのだと思います。富士山では良く見る光景なので、誰も自体を深刻には考えなかった。この時もっと早く誰かが声をかけていたら、おじいちゃんは目を覚まし、命を落とす結果にはならなかったのかもしれません。

また、今回亡くなったおじいちゃんはツアー会社の主催する「登山ツアー」に参加していました。本来であれば”おじいちゃんのそばに誰かが付いているべきだった”と思います。おじいちゃんを救助する際、沢山のツアーガイドが頂上から駆けつけて来ました。話を聞くと、おじいちゃんは体調が悪く、少し休憩してから向かうとガイドに告げていたそうです。頂上まであと少しの地点だったこともあり、ガイド達は全員先に頂上へ登ってしまっていました。その為、僕達が呼びに行くまでおじいちゃんの異変に気づいた人はおらず、発見が遅れ、15分以上経ってからの処置となってしまいました。その結果、生存確率も大幅に下がってしまったのだと思います。

 

f:id:fujiearth03:20180804174130j:plain

そこで、皆さんにお願いがあります。

『もし、登山道や頂上で眠っている人がいたら、一言声を掛けてみてください。』「こんにちは。お昼寝ですか?大丈夫ですか?」の一言で十分です。それだけで、その人が今どんな状況なのかを把握する事が出来ます。そして、事故を未然に防ぐ事につながります。

相手のことをつい考えてしまって、声を掛けるのが億劫な人も多いと思います。ですが、富士山に挑む全ての人達は同じ山の頂上を目指す『仲間』です。挑む理由も動機も違うけど、『富士山の頂上に立つ!』という目標に向かって皆チャレンジしています。2度とその仲間の命が失われないように、これから富士山に登る人達には「声をかけるというアクション」を起こしてもらいたい。

 

② 常に変化し続ける富士山

f:id:fujiearth03:20180804121554j:plain

富士山の天候は、常に変化し続けます。今回の登山でも、太陽が出れば強い日差しが照りつけ、気温もグンっと上がります。しかし次の瞬間、太陽が隠れ、風が吹き始めると一気に肌寒くなり、上着がないと体温を奪われていきます。欧米の登山客に多いのですが、膝上までしかない短パンにタンクトップ姿で登っている姿を良く見かけます。中には、しっかりジャケットやロングパンツを装備している人もいますが、そうでない人達も多くいるようです。強く照りつける日差しと天気が崩れた時の事を考えると、決して良い案だとは思えません。 

なので、富士山に登る際には

・登山靴

webshop.montbell.jp

登山をする際、登山靴は必ず着用するようにしてください。登山靴の優れている所は裏面に深くギザギザが入っているので、砂利の多い斜面でもしっかりグリップしてくれる所。そして、耐久性が強く、撥水性能もあるので雨天時にも靴下が濡れる心配がない所です。正に、”快適に登山する為に作られたアイテム”と言えます。サンダルでの登山は足を怪我する恐れもあるので絶対にやめてください。ランニングシューズでも登頂は可能ですが、富士山は砂が多くハイカットでなければ靴の中に沢山小石が入ります。また、富士山は火山砂利が多く、靴が赤く汚れていくので普段履きの靴でなく、登山靴がオススメです。・ロングシャツ/パンツ/キャップ

webshop.montbell.jp

webshop.montbell.jpwebshop.montbell.jp

webshop.montbell.jp

平地と違い、富士山の標高は3,776m。山の上では風速1mごとに体感温度が1度、100m登れば気温は0.6度下がり、紫外線は1%増加します。つまり、防寒対策だけでなく、日焼け対策も講じておく必要があることを忘れないでください。僕は今回の登山、タンクトップと短パンで登りました。日焼け止めも登る前にしっかり塗っていたのですが、下山してしばらく経つと露出していた部分が見事に日に焼け、久しぶりの日焼けだったのでほとんど火傷のような状態になってしまいました。また、アレルギー反応を起こし、露出していた部分に蕁麻疹(じんましん)が出ていました。(登山から2日経った現在も肌は真っ赤に染まり、服が擦れるだけでヒリヒリと痛いです。)なので、山に登る際は天候に関係なく薄手の長袖やロングパンツ、キャップを着用することをオススメします。また、キャップを被っていても首の後ろなど隠れていない部分は日に焼けてしまうので、タオルを巻くなり、襟付きのシャツを着用するなり工夫が必要です。
・レインウェア

webshop.montbell.jp

webshop.montbell.jp

富士山の天候は常に変化します。たとえ、晴れ予報が出ていても雨が降る場合もあります。万が一に備え、”レインコート”は必ず持っていきましょう。また、登山用のレインウェアはGORE-TEXという素材を使っている製品が多く、防水耐久性」「防風性」「透湿性」を兼ね備えています。耐久性が高く、風雨から体を守る防護性と快適性を保持していて、防寒着としても活用でき、岩場などで怪我をする心配もなくなるのでオススメです!

 ・防寒着(ジャケット/ロングパンツ)

webshop.montbell.jp

webshop.montbell.jp

webshop.montbell.jp

webshop.montbell.jp

天候が悪い時に富士山に登る場合、気温は氷点下近くまで下がる事があります。なので、レインウェアだけでなく、薄手のウィンドブレーカーやパーカーを着用する事でより万全な防寒対策を行いましょう。
・水分(2L~3L)

f:id:fujiearth03:20180804154349j:plain

天候やその時の状況にもよりますが、御来光を見に行く場合や長時間富士山に滞在する場合「冷たい飲み物」「温かい飲み物」両方持って行くのがベストです。日が隠れると一気に気温が下がるので、体温を奪われていきます。そんな時「温かい飲み物」を持っていれば身体の内側から温まることが出来る。また、日が出ている時は強い日差しが照りつけるので「冷たい飲み物」は必須です!(キンキンに冷えている必要はありません。)

・食料

f:id:fujiearth03:20180804154525j:plain

登山は、沢山のエネルギーを消費します。調べた所、富士山登山の際の消費カロリーは4,000キロカロリー程度であると言われ、実際登っている最中に何度もお腹が空きます。フルマラソンを走り切った場合の消費カロリーが2,300キロカロリーであると言われているのに比べると、富士山は激しい消耗を身体にもたらすのです。その為、登山中はこまめに栄養を補給する必要があります。山小屋にも食料や水分も売っていますが、山の上ということで通常よりも高い値段設定がされているので、麓のコンビニエンスストアなどで予め購入しておく事をオススメします。また、お菓子や菓子パンではなく、おにぎりや栄養ゼリーなどエネルギー豊富なものを持って行く事が大切す。

*以下に、富士山オフィシャルサイトのリンクを貼っておくので、富士登山を考えている方は必ず一度目を通してから、登山計画などを立てるようにしてください。 

www.fujisan-climb.jp

 

③ 登山道の端を歩くのは避ける

f:id:fujiearth03:20180804174431j:plain

富士山は、週末になると大混雑します。今回、僕達が登ったのは平日だったのですが、海外からの登山客も多く頂上付近では、時折、行列が出来ていました。また、人によって登るペースはバラバラなので、早いペースで登っていく人は、つい遅いペースで登っている人を抜かしたくなります。基本的に遅いペースの人達は道の内側(山に近い方)を登っていて、抜かす際には一度立ち止まって道を譲ってくれる事がほとんどです。ですが、富士山には足元が岩場の道も多く、自由に身動きが取れない場所もあります。そんな時、強引に山の外側(崖の方)を登って、抜かそうとするのはなるべく避けるようにしてください。 

僕は、2ヶ月前エベレストBCトレッキング中に崖から転落しました。知らぬうちに道の端っこを歩いていて、後ろを振り返った時、気づいたら足場が消えていました。幸い、バックパックがクッションとなり大事には至りませんでしたが、それからは特別な状況でない限り”内側”を登るようにしています。

ただ、富士山はエベレストのトレッキングルートとは違い、ルートもしっかり整備されていて、中には柵でガードされている箇所多いです。ですが、天候が悪いと頂上付近では立っているのがやっとという程の強烈な”突風”が吹くことがあり、厳冬期(12月〜3月)の富士山ではこの”突風”と”雪道”という最悪な要素が重なり登山客が滑落して死亡する事故が相次いでいます。僕も前回、この”突風”に遭遇し、何度かバランスを崩しました。山の天気は、いつ急変するか分かりません。万が一の時に備え、登山道は常に内側を歩くように心懸けましょう。幸い、富士山の登山道は道幅も広いので道の端を歩く場面は少ないと思います。ですが、前の方を抜かす際は声をかけて道を譲ってもらうようにする事が懸命です。

以上、3点が僕が富士山を登っていて感じた”危険”についてです。皆さんも、富士山に登る際は「準備」をしっかりとして臨むようにして下さい。

・準備について

f:id:fujiearth03:20180804174730j:plain

「準備」というのは何も”装備”だけの話ではありません。何度も言いますが、富士山は3,000mをゆうに超える日本一高い山です。5合目からスタートしたとしても、頂上に辿り着いてから下山するまで、早い人で5時間〜6時間、遅い人は8時間〜9時間かかります。体力に自信のない人は、山小屋に泊まり、確実に身体を高地に慣らしながら登ることをオススメします。

また、上に行けば行くほど酸素も薄くなり、「高山病」のリスクも高まります。途中で昼寝をしてしまう人達も、この「高山病」が原因で身体中に酸素が行き渡らず、強い眠気や頭痛、息切れを引き起こすケースがほとんどです。富士登山に挑む際は、平地である程度のトレーニング(ランニングや筋トレで基礎体力や心肺機能を向上させる)を行い、1,000m~2,000mの山を登るなどして高所に順応する力をつける事が大切です。

 

今回、富士山に登ることで見えてきた

改善すべきシステム面

富士山を登っていて、『富士登山を取り巻く環境』について改善すべきでは?と思う点がいくつか出て来ました。個人的な意見ではありますが、読んで下さる皆さんにも考えて頂きたいと思います。

①富士山保全協力金

f:id:fujiearth03:20180804175327j:plain

2013年6月に富士山が世界遺産と認定されて以来、「富士山保全協力金」なる制度が施行されました。富士山という日本の象徴とも言える美しい山を後世に残し、富士山の環境保全や登山者の安全対策等を図る目的で、登山客一人につき1,000円の支払いをする事で「記念品の贈呈」と「周辺地域の温泉などが割引される優待」を受ける事ができる、この制度。果たして、意味はあるのでしょうか?

山梨・静岡両県のHPによると、2015年に試行されてから去年には、静岡側で5,200万円、山梨側では9,600万円もの寄付金が集まっています。支払い方法も、現地支払い/コンビニ支払い/インターネット支払いの3タイプから選べるようで、それなりの成果をあげている様子。ただし、入山料として登山客全員から徴収しているわけではなく、今もなお”寄付金”として徴収が続けられています。(各サイトによると、将来的には入山料としての徴収も検討しているようです。)

*山梨側:山梨県/富士登山をされる皆様へ「富士山保全協力金」のお願い

*静岡側:富士山保全協力金について | 世界遺産 富士山とことんガイド

(改善案)保全協力金→入山料への変更

f:id:fujiearth03:20180804175659j:plain

上記で書いた通り、現在富士山では「入山料」という制度がありません。保全協力金」という名目で任意的な徴収は始まっている訳ですが、一刻も早く「入山料」として登山客に一律で支払いを義務付ける必要があると思います。確かに、保全協力金という形でも多くの寄付金が集まっています。ですが、富士山での「事故」や「弾丸登山」を防止する為にも、「入山料」として一定のハードルを設けるべきです。また、富士山でのトイレ事情に関して、現在は1回に200円程度の使用料を支払わなければなりません。登山客にとってその200円ですら高いと感じる人が多く、我慢する人も少なくない。そうした、ある種のストレスを感じながら登って行く事になります。それならば、「入山料」にそういった維持費も含めた額を設定し、”誰もが快適に登山を楽しめる”土台作りが必要だと僕は思います。また、登山客にとっても”超えなければならない一つのハードル”として存在する事になるでしょう。 

②準備不足な登山客への対応

f:id:fujiearth03:20180804180108j:plain

富士山には、子供からお年寄り、日本人から外国人、初心者からベテランまで様々な人達が登りに来ます。ただし、登りに来る人達全員が準備万端で富士山に挑んでいるわけではないでしょう。タンクトップ/短パン姿で登る欧米人しかり、ちょっとした思いつきで登っているような人達も多く存在していると思います。もちろん、その人達全員に登る資格がないと断言することは出来ません。ですが、「富士登山」に関しては何らかの基準(ハードル)を設けてもいいのではと思えて仕方ありません。

(改善案)装備不十分の場合は、入山拒否

f:id:fujiearth03:20180804180243p:plain

極端なアイデアかもしれませんが、これぐらいの気概が必要ではないでしょうか?「富士登山」は決して、簡単なチャレンジではありません。「誰でも」気軽に挑む事ができるとはいえ、明らかな準備不足を容認することはあってはならないことだと思います。そうする事によって一時的に登山客が減るかもしれません。ですが、取り返しのつかない事態が起きる前に対策を講じるべきです。幸い、外国人の死亡事故などを耳にすることはありませんが、それも時間の問題です。富士山に登る全ての人達が、自分の実力を把握し最大限の準備をした上で挑戦するようになって欲しいと思います。

③富士山講習会

f:id:fujiearth03:20180804180714j:plain

再三、この記事でも書いていますが「富士山」は安全な山ではありません。限りなく、安全に近い山である事は間違いないですが、それでも僕達が遭遇したような「死亡事故」が起きるような過酷な山の一面も持っています。そんな山をより安全かつ、快適に楽しめるように一つの方法を思いつきました。

(改善案)登山初心者への事前講習の実施

緊急事態に備えてAED/心肺蘇生の講習実施

f:id:fujiearth03:20180804180842j:plain

 富士山に登ろう!と意気込む人達の中に「登山初心者」は少なからず存在します。また、山の経験もほとんどなく、ぶっつけ本番で「富士登山」に挑戦するという人も多いのではないでしょうか。そんな人達の為にも、オフィシャルサイトなどでは富士山についての情報をできる限り掲載しています。ですが、実際に富士山に登る直前に現地で講習を行う事が一番効果的な方法ではないかと思います。登山中の危険事項や富士山の情報を簡単にビデオで流し、もう一度登山客の意志を確認します。また、緊急時の事故に備え、避難方法やAED処置/心肺蘇生に関してのVTRを流すのも効果的だと思います。そうする事で、登山客の危機管理能力をもう一度再確認させ、登るべきか否かの判断を促すべきでしょう。初めて富士山に登るという人は必ず1度、この講習を受けることを義務付け、2回目以降からはパス出来る仕組みを作るとより効率的です。実現は、難しいかもしれませんが、登山中の事故を防ぐ方法として、最も現実的で効果的な方法だと思います。

④ツアー会社

f:id:fujiearth03:20180804181055j:plain

富士山では、毎日多くのツアー会社が登山ツアーを開催しており、10人〜20人の集団で登っていく様子を度々目撃します。主に、お年寄りの方達の参加が多いように見受けられるのですが、今回亡くなってしまったおじいちゃんもそんなツアー参加者の一人でした。各ツアー会社のHPを調べた所、年齢にある程度の制限を設けている所が多く(明確な基準が設けられているような会社は少ない)、高齢者の登山に関しては「お伺い書」という病歴や登山歴などを記入する用紙を用意し、参加の可否を決める基準にしている所もありました。

(改善案)参加者全員に簡単なテストの実施(知識面/体力面)

f:id:fujiearth03:20180804181217j:plain

ツアーは正規のガイドが付いているプランがほとんどですが、100%安全というわけではありません。現にツアーに参加していたおじいちゃんはガイドの目を離れ、死に至る事故が起きてしまいました。登山において”完璧な安全”は存在しません。そんな不測の事態を防ぐ為、ツアーに参加されるお客さんに対して富士登山前に簡単なテストを実施するべきです。知識面/体力面に関して、年齢に応じて課題を設け、登り始めるまでにテストを行います。その結果が基準に満たない場合、ツアー会社は登山直前でも参加拒否を提示できるような体制を整えます。また、このテストを実施する事によって登山客側も自分の実力を測る目安になり、自分のペースでより”快適な登山”をする事ができるようになります。

 

以上で、今回の記事は終了となります。

僕は、登山家でもないですし、登山ガイドというわけでもありません。ただ、2020年のエベレスト挑戦に向けて、これから真摯に山に向き合って行くにあたり、今回起きてしまった事故がどうしても頭を離れず、今回の記事を書く事にしました。

これまでの文章は、全て僕の個人的な知見に基づいての話になります。全てが正しいとは全く思っていません。だからこそ自分自身で調べ、万全の準備を整えて登ることをオススメします。もう2度と、あんな悲しい事故が起きないことを祈っています。